Concept

OM Solar

OMソーラー

SLOWLY O’CLOCK

太陽の力で快適な暮らし

太陽の熱を屋根に集めて暖めた空気を床暖房、換気、給湯などに利用するOMソーラー。
「太陽光」と「新鮮な空気」という自然の力で、夏は涼しく、冬は暖かい、健やかな暮らしを実現します。
熱と空気をデザインするOMソーラーは、オールシーズン住環境を整える、多機能パッシブソーラーシステムです。

OM Solar

OMソーラー

[床暖房・給湯・換気]

家庭における消費エネルギーの約半分は、暖房や給湯などによる熱エネルギー。実は暖房や給湯に必要な20〜40℃程度であれば、電気やガスを使わずとも太陽熱でまかなえるのです。OMソーラーは太陽の力で、快適な温熱環境と省エネを叶えます。

OMソーラーの仕組みWinter

太陽エネルギーによって暖められた空気を床下に送り、基礎コンクリートに蓄熱。蓄えた熱は、夕方以降ゆっくりと放熱し、床暖房として建物全体を温めます。またOMソーラーシステムの稼働中は、常に新鮮な外気を取り込んでおり、床暖房と換気が同時に行えることも特長。居室との温度差が大きい廊下や脱衣所も床から暖められ、快適で安全な室内環境がつくれます。

  • Point01

    太陽熱を集熱

    太陽によって屋根面が熱されると、新鮮な空気が軒先から屋根の通気層に入ります。この空気は太陽熱によって暖められながら、秒速数cm~10数cmでゆっくりと上昇。ガラス付き集熱面でさらに温度を上げたあと棟ダクトに集められます。地域や季節によって異なりますが、快晴であれば冬でも集熱温度は約60℃です。

  • Point02

    ファンで暖かい空気を送風

    棟ダクトに集まった熱い空気は、太陽光発電によって稼働する自立運転型ハンドリングボックスを通って床下に送られます。

  • Point03

    床下コンクリートに蓄熱を集熱

    ダクトを通して床下まで送られてきた熱い空気は、空気層をゆっくりと流れます。蓄熱コンクリートに熱を奪われながら、少し冷えた暖気が室内に流れ込むことで、床暖房と換気の機能を同時に果たすのです。

  • Point04

    夜間の放熱

    太陽が沈んで外気温が下がってくると、床下の蓄熱コンクリートは日中に貯めた太陽熱をゆっくりと放熱し始めます。この仕組みにより、昼夜の室内温度差を小さくすることができます。

OMソーラーの仕組みSummer

屋根で集めた熱をお湯採りに利用し、余った熱は屋外へ排出します。約50℃・およそ300Lのお湯を貯湯槽に貯めることができ、浴槽のお湯張りやシャワーに使えます。

  • Point

    お湯採り

    冬以外のシーズンは、OMソーラーによって「お湯採り」ができます。
    屋根で熱された空気がハンドリングボックス内にあるお湯採りコイルを温め、中を循環する不凍液が貯湯槽の水を温める仕組みです。お湯採りに使って余った熱は、排気口から排出。屋根面の下を強制排気することで、排熱量に比例して、室内に入りこむ日射熱を減らすことができます。地域によって異なりますが、春から秋は1日あたり30~50℃のお湯が約300リットル採れるため経済的です。

OM Quattro Solar

OMクアトロソーラー

[床暖房・給湯・換気・発電]

一般的な太陽光発電は発電時に発生する熱を空中に捨てるのに対し、専用パネルを使用したOMクワトロソーラーは、発電時の熱も暖房や給湯に利用できます。

OMクワトロソーラーの仕組みWinter

屋根で集めた太陽エネルギーにより発電しながら、その熱で空気を暖めます。暖まった空気は床下に送られ、コンクリートに蓄熱。床暖房として家全体をじんわり温めます。床暖房には外気を利用しているため、家の中は常に暖かい新鮮な空気が流れている状態。日が沈んでからは蓄熱コンクリートがゆっくり放熱を始め、部屋間の温度差が穏やかな室内環境をつくります。床暖房と給湯によってエネルギー消費量が削減され、さらには発電も可能。OMクワトロソーラーは、ゼロエネルギー生活を実現できる仕組みです。

OMX

OMX

[床暖房・冷房・給湯・換気+発電]

従来のOMソーラーに冷房機能が加わったOMX。「温度リズム機能」は気温やライフスタイルによって自動で室内温度を変化させ、より省エネで快適な暮らしを実現します。冷房時にはヒートポンプの廃熱を給湯に利用するため、より高い省エネ効果が期待できます。

  • Point01

    晴天時の暖房

    晴天時は、屋根で集めた太陽熱を室内に取り込み暖房。給湯はヒートポンプを利用します。

  • Point02

    夜間や雨天時の暖房

    陽が落ちたあとや雨の日などの太陽熱が利用できないときには、ヒートポンプでつくった熱で暖房します。外気を取り込んで熱交換を行うため、暖かい新鮮な空気が家の中を流れます。

  • Point03

    冷房と廃熱利用給湯

    夏の冷房はヒートポンプを利用し、室外機から発生する熱は給湯に使用します。室内の空気は熱交換して屋根から排出します。

  • Point04

    熱交換換気

    室内が最適な状態に保たれているとき、夜間、室温を徐々に低下させるときに、この運転モードで稼働します。